在宅ネット・さがについて

佐賀県は自宅で亡くなる人が日本で最も少ない県の一つです。

その背景として、自宅で最期を迎えることができるという知識が十分に普及していないこと、加えて在宅医療に対する様々な不安があること、自宅で最期を迎えるのに必要な連携システムが不十分だったことなどがあげられます。

在宅ネット・さがは2010年9月30日現代表の医師 満岡らが中心となって多職種へ呼びかけ、有志26名より立ち上げた多職種連携ネットワークです。

「在宅ネット・さが」以下のことを活動の目標としています。

  1. 在宅医療・ケアに関する専門家達の知識や技術の普及、啓発
  2. 多職種での連携のために必要な情報交換と顔の見える関係をつくること
  3. 在宅医療・ケアの現場での問題の共有、特に倫理的な問題への対応についてのコンセンサス形成
  4. 一般市民への在宅医療・ケアへの啓発、普及

設立後の主な活動は、2011年10月2日第2回九州在宅医療推進フォーラム開催を皮切りに年2回の市民公開講座の開催、2ヶ月に一回の症例検討会の開催です。市民公開講座の参加者は毎回約300人前後、症例検討会には毎回約50-80人が参加しています。

更に2年がかりでメンバーで編集して作り上げた佐賀県在宅療養ガイドブックを、2013年2月3日木星舎から出版しました。同日開催した第1回在宅ケアフェスタ・さが~佐賀県在宅療養ガイドブック出版記念~(参加人数350名)において、240冊を即日完売し、ガイドブックの質の高さが評価されました。

症例検討会ではがん末期の看取り事例や困難事例などに関わった多職種のメンバーにそれぞれの視点で語ってもらい、ディスカッションを行って対応の仕方の質向上を目指すとともに、各職種の日頃の業務内容の紹介も行っています。

こうした活動の結果、現在、会員数は300名を超えました。在宅療養を知っていただくために市民公開講座で市民に発信を続け、普及活動に努めています。なお、佐賀県在宅療養ガイドブック第2版の出版に向け、準備を進めています。これからも在宅医療・介護・福祉を知る機会が少ない市民にこれからもより多くの情報を発信していきます。

JPAP**オレンジサークルアワード2013でBest Education model of the Year 受賞

JPAP(Japan Partners Against Pain)は、正しい痛み治療の普及を目指した非営利の任意団体です。「オレンジサークル」とは、がんの痛みを取り除くことで、患者さんがより良い生活を送れるように援助する医療チーム活動をサポートするJPAPの取り組みで、全国で140以上の医療チームが参加しています。オレンジサークルアワードはJPAPが主催し全国でチームとして取り組んでいる緩和ケア活動について募集し、優秀チームに贈られるものです。

2013年は全国から19のチームがエントリーし、一次審査で6つの団体にしぼられ、最終審査の結果、「在宅ネット・さが」は3位に相当するBest Education model of the Year(ベスト教育モデル大賞)を受賞しました。佐賀で在宅医療を支えている多職種の連携が高く評価されました。

※残念ながらJPAPは2013年を最後に資金難のため解散しています。

沿革

2010年在宅ネット・さが発足
2011年9月15日第二回九州在宅医療推進フォーラム開催
2012年から年2回市民公開講座を開催
2013年2月1日佐賀県在宅療養ガイドブック発行
2013年JPAPオレンジサークルアワード受賞
2017年2月地域大賞受賞
2018年続佐賀県在宅療養ガイドブック発行

※また奇数月第二火曜日に症例検討会を継続しています。

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